前のページでは、字が読めない書けないことで起こった事件の話をしましたが、小学校入学後も勉強は好きではなく、先生に怒られ居残りさせられていた記憶がぼんやりあります。
唯一得意だったのは体育です。いつも通信簿は体育だけが高評価で典型的な頭悪い運動バカでした。
ただ両親から成績が悪いことを怒られたことはなく、責任感や思いやりなど学習面以外の項目で評価を得られているとよく褒めてくれました。
また、食事面でも好き嫌いは絶対に許されませんでした。
例えば、「ピーマン嫌いだから食べない」なんて言った日にはその時から毎食ピーマンばかり食卓に並ぶような食育法で、「嫌いでもいいから食え」とよく父が言っていた気がします。
そのおかげもあって、今は好き嫌いなく食べることが大好きな大人になりました。
今思えば学習面での苦労はありましたが、人間性や食事などの生活習慣は両親の教育のお陰で養われたと感じます。
小学校時代は大した話題がないのですが、夏休みは毎年1人で母の故郷沖縄へ遊びに行っていました。
歳の近い従兄弟が6人もいたので毎日遊び放題でした。
実家は、沖縄本島北部の国頭村で天然記念物のやんばるくいなが有名な場所です。
真っ白な砂浜、エメラルドグリーンの海で肌を丸焦げにしながら遊んでいました。
2週間の沖縄生活から家に帰ると、夏休みの宿題に泣く日々。
何故早くに終わらせることができないのでしょう。
小学校、中学校、高校、大学と長期休暇中の課題を余裕もって終わらせたことはなかったです。さっさとやってしまえと思う反面、子供を苦しめる苦行はなくしてしまえとも思いますね。
学校、塾、夏期講習、習い事など、最近の子供達の忙しさには恐れ入ります。
私の場合、学校以外の活動としては空手、ソフトボール、習字を習っていました。
一番長く続けたのは空手です。声を出し、体を動かし礼儀を学ぶ大切な場所でした。
私の所属していたクラブでは本当に闘う試合はなく、型での演武が基本で、クラブ目標として『いじめない いじめられない 学校へ行く』ということが掲げられていました。
大人になった今はその大切さがよくわかります。
昨今ではいじめ問題を報道でよく目にしますが、子供だけでなく大人になってからも職場でいじめがあったりと世知辛い世の中になっていることが残念でなりません。
ちょっと暗い話題になりかけましたが、ありがたい教えもあって私自身はいじめにあうことなく、すくすくと成長することができました。
勉強はできませんでしたが、体も心も元気なことが一番大切ですから。
そのことは自分で自分を褒めたいと思います。自分に甘くてごめんなさい。
次のページでは、もうちょっとワクワクするような話題仕込んでおきます。