更新日:2015.09.19
執 筆:整体師 飯島淳
このページでは、普段の生活でできる血圧の下げ方についてお伝えします。
血圧を下げるには、特に有酸素運動が有効です。
これは、血圧上昇と心拍数が少なくて済むからです。
代表的な有酸素運動は、ウォーキングなどです。
ウォーキングは、息が切れることのないようなペースで行います。
出来れば、1日30分は行いたいところです。
無理でも、週に3日は行いましょう。
腹式呼吸をたくさん行い、体をリラックス状態に持っていくために、ストレッチ等も行いましょう。
また、外に出なくても行えることをするのもいいでしょう。
といった行動を続けると、血圧の下がり方に違いが出てきます。
高血圧の人が無酸素運動をすると、血圧が一気に上がって危険です。
急な激しい運動は控えましょう。
また、無酸素運動は、疲労物質が溜まりやすくなります。
疲労物質が溜まれば、血行が悪くなります。
ストレスは、血圧が上がるのに大きく関係してくる要因です。
ストレスがかかると、交感神経が活性化して、血圧を上げてしまいます。
高血圧の初期段階では、交感神経が大きくかかわってきます。
交感神経が働くと、アドレナリン・ノルアドレナリンが分泌されて、心拍数上昇や血管収縮といったことが起こります。
交感神経が必要以上に働かないように、ストレスを溜め込まないようにしましょう。
また、ストレスを上手に発散する方法を自分なりに見つけておきましょう。
などもいい方法です。
この章では、
など、生活で気をつけることについてお伝えしています。
睡眠はとても重要です。
寝ている間は、日中の10~20%も血圧が下がるとされています。
ただ寝るだけではなく、良い深い睡眠ができるように気を付けましょう。
寝る前に運動や興奮するようなことをすると、交感神経が活性化されますので、深い眠りに必要な副交感神経が働きにくくなります。
出来るだけ、寝る1~2時間前は、リラックスする時間を取りましょう。
お風呂も、気を付けておくことが幾つかあります。
まずは、脱衣所。
特に、冬場の脱衣所は、他の場所と比べて寒いことがあります。
このため、血圧が急上昇して、心臓発作などを起こすケースも少なくありません。
対策として、脱衣場を暖めておくのも効果的です。
また、お風呂の温度が高いと血圧が上がります。
お風呂の温度は、40度ぐらいまでがいいでしょう。
また、朝のシャワーも急激な血圧上昇の原因になりますので、注意しましょう。
トイレも意外と注意が必要です。
特に、朝のトイレは、他の場所と比べて寒いことがあります。
さらに、いきむことで末梢の血管収縮などが起き、血圧は急上昇します。
対策として、時間に余裕をもって、トイレを暖めておくのも効果的です。
また、夏場のエアコンも注意が必要です。
外は熱いですから、室内に入ってエアコンの効きが強いと、血圧が上昇してしまいます。
対策として、外との温度差を出来るだけ少なくしておくことを心がけておきましょう。
また、室内に入る時に、着るもので調節するのも良いかと思います。
整体では、下のようなことが行えます。
特に、整体は交感神経が活性化し過ぎている人に有効です。
自律神経が乱れてくるときには、体に何らかの変化が起きているものです。
各神経系の調整・内臓機能の調整などで、これを整えるのは大変重要です。
整体を行うことで、自分の体と向き合うきっかけにもなるでしょう。
自分の体の状態を感じるということは大切です。
整体以外でも、常に自分の体の変化や状態を感じることをトレーニングしておきましょう。
こうすることで、自分の体に何か起きた時に早期発見が出来るので、早い回復へと繋がることでしょう。
ここまで、6回にわたって血圧についてのレポートをお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。
血圧が上がると、
などの症状が起こります。
中には、「血圧が気になってはいるものの、なんとなくとしか知らない」、「血圧を下げたいけど、どうしたらいいかわからない」といった方もいるかもしれません。
血圧が高くなる原因、血圧が高くなるとどうなるか、血圧の下げ方などを知って、高血圧の予防に役立てましょう。
また、健療施術院では、整体で骨格や自律神経の機能を高めることによって、血圧へアプローチしていきます。
気になる血圧を整体で整えていきましょう。
「血圧」