のどの違和感は整体で改善できる!

更新日:2019.06.30

執 筆:整体師 荒木晶子

整体で自律神経を調整しよう

違和感を改善させるには、交感神経と副交感神経が適度にバランス良く働くように体を整えていく必要があります。

ここでは、健療院グループのたくさんの自律神経の整体法の中から、のどの違和感に良いとされる方法をご紹介します。

頭蓋骨のゆがみを整えて、脳機能を向上

頭蓋骨にゆがみによって脳の機能が低下している場合があります。
頭蓋骨は23個の骨がパズルのように組み合わさってできています。
そしてそれらは連動してゆっくり微細に動いているのです。

この動きが悪くなると脳脊髄液の循環も悪くなり、のどをコントロールしている舌咽神経や迷走神経、首周りを支配している副神経などの脳神経の働きも低下して症状が現れます。
頭蓋骨をソフトな力で調整して、脳の機能を改善させていきます。

ストレスによりこわばった、筋肉を緩める

のどの周りの筋肉である咽頭収縮筋や胸骨舌骨筋、舌の付け根の舌骨舌筋やオトガイ舌筋の緊張があれば緩めていきます。
また、感情を抑圧することにより無意識に歯を噛み締めたり、逆に安心しようと頬を吸ったりしている場合があります。
そのような方は口の周りの頬筋や、顎の咬筋なども調整していきます。

体のゆがみと緊張を緩める

のどが緊張している方は、体全身も緊張しています。
のどが無意識に言いたいことを我慢するように、全身の筋肉も感情を抑えるために緊張しているからです。
そして、体の筋肉の緊張は脳に伝わり自律神経も乱れてしまいます。

首のゆがみが強い場合も脳からの神経伝達が低下するので、首の周りの僧帽筋や胸鎖乳突筋などの筋肉の緊張を調整してから関節を整えていきます。
体の緊張を緩めて自然にリラックスできる姿勢にすることで思考もポジティブになり、次第にのどの緊張も緩んでいきます。

呼吸のしやすい体をつくり、酸素を全身に巡らせる

のどの違和感がある方の多くは呼吸が浅くなっています。
なので、呼吸に関係する筋肉、主に横隔膜、肋間筋、斜角筋、小胸筋、腹横筋などの調整をしていきます。

また、ストレッチや自分の手では届きにくい背中側の脊柱起立筋や肋骨の間の筋肉を調整していくと、浅かった呼吸が深い呼吸へと変わっていきます。
呼吸が深くなり全身に酸素が循環すると自律神経が整い脳の機能も良くなって、のど周辺も楽になります。

内臓を調整して、リラックスモードへ

交感神経が過剰に働いている状態では、内臓の歪みや緊張が強いのでリラックスできません。
のどの緊張を緩ませるには、そこに繋がっている食道や胃腸などの消化器の調整を行い、十分に副交感神経を働かせる必要があります。

具体的には、緊張している食道の下部と胃の上部を緩めたり、腸が付着している腸間膜を調整したりしていきます。
内臓は全て連動して働いているので、肝臓や胆嚢、腎臓や膀胱などの働きが低下している場合にも同様に調整していきます。


以上が、のどの違和感に関する整体法の一部になります。

まとめ

のどの違和感と自律神経にまつわる症状の関係をお伝えしましたがいかがでしたでしょうか。
もしかしたら、これをお読みになっていたあなたも、人生で何度か経験されたことがあるかもしれませんね。
これらの症状は、体と心と思考のバランスが崩れると、誰しも発症する可能性があるものですが、日々の心がけで防ぐことも可能です。

このような症状をを良くするのに一番効果的なのは、何と言っても感情を押さえ込まないこと、言いたいことを溜め込まないことです。
感情を表現することが恥ずかしいという方もいらっしゃるかもしれませんが、あまり難しく考えず、気持ちを誰かに少しずつ話してみることから始めてください。

のどの違和感と自律神経に関することでも、体と心のことでもご不明な点があればお気軽に当院の先生にお尋ねくださいね。

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