目に見えなくてもストレスになる

更新日:2022.04.22

執 筆:整体師 角道征史

三寒四温の季節も過ぎ、気温の変化が少なくなったことで、自律神経の負担は減ってきました。
ひと安心ですね。

前回は目に見えるもの、光についてのお話でしたが、今回は目に見えないものについてのお話。自律神経と五感シリーズ、触覚編(?)です。

目に見えないものの存在

これはどちらかというと、左脳中心で考えやすい男性に多いのですが、目に見えないものは信じない!という方がときどきおられます。

冷静に考えれば、目に見えなくても存在しているものなど、枚挙にいとまがありません。
酸素や二酸化炭素、窒素などから成る空気や風は、見えなくてももちろん存在しています。
音や匂いなども見ることができませんし、心や考えなども同様です。

スピリチュアル的なものを盲目的に信じるという話ではありません。
視覚情報によって認識できなかったとしても、確かに存在しているものがあるのだということを心に留めておく必要があるという話です。

そのことについて、周波数を通して見ていきましょう。

目に見えるものと周波数

音に周波数があるのと同様に、光にも実は周波数があります。
日の光が物質にあたったとき、色という視覚センサーが認識できる形で反射しています。
色の周波数はテラヘルツといって、10の12乗Hzという高域になります。

可視光線の範囲は390~790THz(テラヘルツ)、つまり390兆Hz~790兆Hzになります。
ちょっとケタが違い過ぎてイメージできませんが、人間の視覚で認識できる範囲は、通常の音をはるかに超えた超高域帯なのですね。

目に見えないものと周波数

視覚情報に対して、聴覚情報として人が認識できる音の周波数は20 Hz~20,000 Hz(20kHz)と言われています。

そしてそれよりも高い周波数帯域では、300kHz~3MHzにAMラジオ、30MHz~300MHzにFMラジオ、300MHz~3GHzにWi-Fi、3GHz~30GHzにテレビの衛星放送や携帯電話などの電波が存在しています。

その上に赤外線、可視光線(赤~紫)、紫外線、X線、γ線、宇宙線と分布していきます。

このように、目に見えない範囲の周波数をもつものが圧倒的に多いのですね。
聴覚情報を含めて考えても、その外にある周波数のものが圧倒的に多くなっています。

つまり、わたしたちがはっきりと明確に認識できなかったとしても、確かに存在しているもののほうが多いということなのですね。

目に見えないストレス

触覚で感じられる感覚のストレスについては、充分実感されておられると思います。
暑い、寒い、熱い、冷たい、痛い、かゆい、しびれる、不快感、違和感、重い、気持ち悪いなどなど、これらの感覚は目には見えなくても確実にストレスを与えます。

気圧の変化などは、はっきりとは感じられなくても、こうしたストレスの一部になります。

電磁波は数多くあり、通常はわれわれが感知することができる範囲外に存在しています。
感じることができなくても、その影響が危惧されているため、電磁波を発する電化製品は頭部から離しての使用が推奨されているのですね。

触覚のストレスは自衛か整体で解消し、電磁波はとくに携帯電話の使用距離に注意する。
目に見えないストレスにしっかり対処して、元気な自分を楽しみましょう!