更新日:2018.05.04
執 筆:整体師 飯島淳
今回は、「身を置く場所」についてお話しします。
自分の身を置く場所によって、心の持ちようも変わってきます。
見ている物によって、心が変化することも多いでしょう。
身を置いている場所次第では、自律神経の反応に差が生じます。
ストレスがかかれば交感神経が働き、体の緊張は増してしまいます。
これが続くと、自律神経の乱れの原因になってしまいます。
またその逆で身を置いている場所次第では、幸福感を味わい副交感神経が働くこともあるでしょう。
副交感神経が働くことで、体は緊張から緩みへと移行しやすくなり、治癒力は高まります。
私の出来事ですが、最近身近で大切な人の結婚式に続けて出席させていただく機会がありました。
結婚式・披露宴等々には、知らない仲で参加するということはないかと思います。
このような場所に居る場合、感動もいただき、自然と幸せな表情になり笑みがこぼれ、心穏やかになります。
きっと副交感神経がたくさん働いてくれていたことでしょう。
式場では、周りにいる知っている人・知らない人達も笑顔がこぼれているので、それを見ているのもまた副交感神経が働きやすくなっています。
このような場所で、終始ストレスに侵されているということはほぼないかと思います。
主賓あいさつをする方が緊張されるなどは別として・・
自分が大きく変化しなくても、自律神経は見ている物、聞いている言葉、体感や匂い等々周りの影響を受けて、交感神経モードか副交感神経モードが働き出します。
自分の五感で感じられた副交感神経が反応するような居場所であれば、意識的に自分から変化しようとしなくても、そこに居るだけで副交感神経が働きます。
逆に、会社でイライラしている場合、交感神経が働いてストレスがどんどん溜まっているはずです。
夜もそのストレスに侵されて、歯ぎしりや肩に力が入りながら寝ているなんてこともあるでしょう。当然睡眠は浅くなってしまいます。
このような時に、自分の身を置く場所をどこにしたらより良いか考えてみましょう。
積極的に、一緒に居て和む仲間といる時間を取ってみましょう。
特に気も使わず、ありのままの自分でいられる場所。
仲間のにこやかな顔を見るだけでもいいでしょう。
そうして副交感神経が働ける時間を少しでも多く作ってみましょう。
他にも、自分が関係なくても、笑顔になっている人たちを眺めているのも良い方法でしょう。
そこの近くに寄ってみる。雰囲気の良い人の近くに身を置くなどもあります。
また、楽しい映像・笑顔が多い写真などを見るのも良いでしょう。
逆に、怖い物や悪いニュースを見ているだけでも、交感神経モードが発動されてしまいます。
イライラしている人達がいる場所も良くないでしょう。
このように、身を置いている場所次第で自律神経が反応して、交感神経か副交感神経が働くきっかけが作られます。
先ずは、自分自身が変われる身を置く場所を探しましょう。
そして、身を置く場所を移しましょう。
リラックスも求める時には、副交感神経が働きそうな、笑顔があり楽しそうな場所に身を置いてみて下さい。
そのような人も探しましょう。