アウトプットで脳を活性化

更新日:2025.03.13

執 筆:整体師 飯島淳

インプットとアウトプット。体にとってはどちらも重要です。

今回は、心と体を今より充実させるため、アウトプットを意識的に使いましょうというお話です。

アウトプットとは

アウトプットとは、学んだことを言葉で出すこと。
これが「アウトプットといえば・・」の代表的な例でしょう。

しかし、今回は、体で表現することをメインとしたアウトプットです。

まず、脳の働きをインプットとアウトプットに分けて考えてみます。

インプットは、
視覚・聴覚・味覚・嗅覚・平衡感覚などの、感覚器を通じて脳に伝わる情報。
皮膚からの痛みや温冷などを伝えるもの。
他に、筋肉や関節・内臓などから入ってくるものがあります。

アウトプットは、インプットで得た情報を、脳が体を使ってどのように表現するかということです。

例えば、階段を下りるとき、視覚を通じて階段の形や高さを認識するのがインプット。
その情報に対して、足や体をどのように動かしたら上手く階段を下れるのか判断・実行するのがアウトプットになります。
段差がどのくらいだと判断するか。足首や膝・股関節などの関節の位置や角度調整・筋肉をどのように使うか。
脳で理解し、判断・行動に移して思いのまま体を動かすように指令を出すのです。

体を使うアウトプットは、脳で精密に調整されて腕や足をコントロールしています。
豆腐を潰さずに手で持てるのも、柔らかいものと判断して優しく持つように手に指示を出しているので上手く手で持てるのです。
アウトプットを繰り返し使うと、そこで神経が経験を積み重ね、神経の活性化につながります。

脳は、何歳になっても成長できるシステムが備わっています。
体を使い続けることで、脳の活性化・成長の手助けとなります。

ストレスと筋肉の動き

体の動きを使ったアウトプットは、ストレス解消にも役立ちます。
ストレスからくる体の反応には、筋肉を固くする働きがあります。
危険から身を守るための防御反応です。
防御している筋肉をそのままにしていると、ストレスはそのままか、強くなることになります。

この時に、筋肉を使ってこの防御反応を和らげる必要があります。
普段しない動きや、慣れている運動でもよいでしょう。
とにかく、脳からアウトプットさせて、体を動かすという指令を出させるのです。
ストレスを軽減するためには発散が重要ですが、特に筋肉を使うことは効果的です。

そして、運動することによりエンドルフィンやドーパミンといわれるホルモンが分泌されます。
これらは、幸せ・快楽・痛みを和らげる・やる気が出るなどの役に立ちます。
運動後に、爽快な気分になるのは、これらが働いている証拠です。

体を使ったアウトプットは、新たな神経回路も作ってくれ、脳の活性化・成長にもつながります。
色んな体の使い方や運動をすることによって、脳の機能を上げていきましょう。
そのことで、ストレス対応も上手くなっていきます。