希望で不安を小さくする

更新日:2022.01.07

執 筆:整体師 飯島淳

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年の初めに目標を考える人は多いと思います。
目標や希望は脳内を明確にし、それによりエネルギーの方向が分かりやすくなります。
今回は、その希望について話をしていきます。

希望VS不安

希望を持ちましょうと言葉で言われても、簡単に出てくるものではありません。
そもそも脳は、危機センサーの方が優位に働きやすくなっているのです。
不安の方を強く感じやすい設定になっているということです。

脳内で不安が強い時は、危機センサーが常に作動していることになり、希望は出にくくなります。
この時には不安なことがどんどん沸いて出てきます。
不安な出来事がすぐに想像できるのです。
この時に希望はなかなか出にくいものです。

希望を掲げることによって、不安は小さくなります。
あることに対して可能性があると思える場合、希望は大きくなります。
その希望は、理論的であっても、直観的であっても構いません。
理論的な希望とは、説明がつくレベルでの希望です。
・1週間夕飯をサラダのみにしたら、1キロ痩せられるかも・・ など。

直観的な希望とは、今まで経験してきた脳ではじき出したものが直観となるわけで、理屈で説明もできないが不可能とは断言できないものです。例えば
・今日はなんか良いことがある気がする・・ など。
本人がそう感じた訳ですからそれで良いのです。

希望を持つことで、思考が前向きになります。
良いことがあると思って過ごす場合、「良いこととはどれだ?」ということに対して脳内の信号が多く使われ、探し始めます。
すると前向きな思考が脳内で1位となり、今まで1位だった不安は2位以下となります。
この時不安は静まります。脳内での信号が強く向いている方が勝つのです。

前向きな思考になっていると、意識の向く場所も自ずと前向きなことに集中し、希望が出やすくなっていきます。
年の初めに、脳内を希望で占領させる時間をとりましょう。
すると、今まであった不安も小さくなります。

希望の活性化

希望を感じると目標に意識が向かい、そのことに集中力を注げます。
そして、強い意志を持ってその希望を深堀していきます。
始めは、簡単な希望から挙げてみましょう。
段々と深い希望を感じやすくなります。
続けることで、その思考を脳が覚えてくれ、意識に上りやすくなるのです。
どうしても不安が出やすくなりますが、何度も希望にアクセスして脳内を占領しましょう。

そして、希望を感じ続けるには、自分をしっかり感じられることが必要です。
自分に意識が向けられるようになると、希望とのアクセスも良くなります。
そのために、先ずは体の感覚を感じてみましょう。

  • シャワーのお湯が流れる強さや方向・スピードを感じる
  • 食べ物が段々砕けていくのを口の中で感じる

など、姿勢や皮膚の感覚を感じつくしてみると良いです。

他には、

  • 前向きなことを書き出してみる
  • 良くなった時の自分をイメージしてみる

すると、目標が見えて、今は何から始めたら良いのか考えられます。

希望にたくさんアクセスして、不安を小さくする練習を重ねましょう。