顎関節症の原因:外傷・姿勢・使い方の癖・歯科治療の場合

更新日:2018.09.10

執 筆:整体師 橋本静吾

「1.噛みしめ・歯ぎしり以外」の顎関節症の原因

  1. 外傷
  2. 姿勢
  3. 使い方の癖
  4. 歯科治療

ではそれぞれを解説していきます。

2.外傷

転んで顎や頬ぶつけた
顔を叩かれたなどが外傷に当たります。

このような場合、医療機関で打撲や骨折、炎症など診断を受けて処置されることが多いです。

外傷後すぐに当院に来院される方は多くありません。しかし当院には外傷の治療が終わった後に、顎の動きに違和感や痛みを思え来院される方はいらっしゃいます。
このような場合、炎症や骨折などの外傷は治ったものの怪我を機に顎の動きが悪くなってしまったことが考えられます。

3.姿勢

顎の動きは首の位置、体の軸がどこにあるかの影響をとても受けます。
猫背や顔を横に向けた状態が習慣化していると体の軸が前後左右にぶれてしまいます。

軸がぶれると顎がゆがんで動くため顎関節症が起こりやすくなります。
脚を組んだまま食事をすることでも体にゆがみが生じたまま顎を動かすので顎関節症の原因となります。

4.使い方の癖

頬杖や食事の時に、片方の顎だけで噛むということでもゆがみが生じる場合があります。

5.歯科治療

歯をキレイにケアすることは重要ですが、顎の動きがゆがんでいる方が歯科治療で口をずっと開けておくことで顎関節症になることがあります。

顎のゆがみがある方にとって口を開いたままにすることは顎の筋肉に負担がかかるのです。
親知らずの治療も抜きづらい歯などは歯を砕くなど大掛かりな抜歯となるためその際の衝撃が負担となりえます。

無意識に噛んでしまう原因

顎関節症の対策 噛みしめや歯ぎしりの対策をすることが重要