更新日:2018.05.11
執 筆:整体師 佐藤優
先日、親子サッカーというイベントがありました。
親と子供が試合をするのです。
そのイベントの3日前に、エースの子が以前骨折していたところをまた痛めてしまいました。
今の時期は公式戦もあり、チームとして大事な時期ということで、前日の練習も見学だけで無理はさせませんでした。
そして親子サッカー当日。とても楽しみにしていたのでしょう。その子はもう大丈夫!と言って駆け寄ってきました。
しかし、無理は禁物。チームとしても大事な時期。という判断で親子サッカーには出られませんでした。その後の練習も一切参加出来ません。
楽しみにしていた親子サッカー。せっかく来たのに、試合も練習も見学だけ。
悔しい、寂しい思いが込み上げてきたのか、1人グラウンドの端で泣いていました。
しばらく泣いた後、他のコーチが近寄ってこんなやりとりをしていました。
「○○くん、今○○くんが出来ることは何かな?」
「早く怪我治すこと…」
「そうだね。」
「もし今動けるならボール拾いもそうだし、外から声出してあげる事もできるよ。」
その後、その子は現状に納得して、ゴール裏に行き、ボールを拾いとはいえ一生懸命に練習に参加していました。
悔しさ寂しさから、今の自分に出来ることへと気持ちの切り替えが出来ました。
コーチのせいで出られなかった、怪我のせいで出られなかった、でそのまま終わってしまうよりも、その子にとっては前向きな出来事になるでしょう。
前回のブログ「解釈を変えて前向きになる」では、解釈次第で出来事の意味合いが変わる、というお話をしましたが、まさにその通りだと感じました。
「今出来ることは何か?」
これはとても大事な問いかけです。
症状で困っている方。
休職中の方。
痛みがある方。
辛い中でも、この問いかけは非常に大切です。
うつで動けない方、今出来ることは何でしょうか?
頑張ることは一旦観念してひたすら休息すること、少しでも陽射しを浴びることでしょうか。
休職中の方はどうでしょうか?
痛みがある方はどうでしょうか?
大事なことは、今の辛い気持ちのみにとらわれるのではなく、今出来ることは何なのか?ということです。
「今出来ることは何か?」
是非問いかけてみてください。
分からない方は我々に相談してみてくださいね。
一緒に考えましょう。