更新日:2023.10.12
執 筆:整体師 角道征史
前回までは、エネルギーを補給することについてお伝えしてきました。
今回からは、エネルギーの無駄遣いを減らして回復させるシリーズ。
第1弾は構造ストレスを減らしてエネルギーを回復させる方法です。
当院のストレスチェックをされた方も多いと思います。
構造ストレスには、
No.17 不随意運動
No.18 目の動き
No.19 頭蓋骨の動き
No.20 振戦
No.21 体感覚
No.22 エネルギーの流れ
No.23 運動
No.24 呼吸
というチェック項目がありました。
これらは、脳や体がどれだけ緊張しているか?を調べています。
体のゆがみのせいで硬くなっている場合もあります。
疲労がたまって硬さが取れなくなっている場合もあります。
また、緊張する必要がないにもかかわらず緊張状態を維持している、そんなこともあります。
常に臨戦態勢を取っていれば、エンジンがかかりっぱなしなので、疲れるに決まっています。
こうした無駄なエネルギーの浪費を抑えることができれば、その使わなかったエネルギーを足りていないところに回したり、貯めていったりすることができるのですね。
構造ストレスを減らす方法は6つあります。
疲れた体をしっかり回復させてあげなければ、疲労は蓄積し、どんどん体が硬くなっていきます。
筋肉が硬くなれば、血流が悪くなり、エネルギーの不足に拍車がかかってしまいます。
人にもよりますが、7時間程度の睡眠が理想です。
5時間睡眠になると、7時間睡眠と比べて平均約30%の能力ダウンになるのだとか。
もちろん本人は気づかないそうです。
試験前日の徹夜などは全くお奨めできません。
同じ姿勢ばかりとっていると、体を固定して動かさないようにするために筋肉は硬くなっていきます。
逆にその硬くなった筋肉は動かしてあげることによって、ほぐれた状態を作ることができます。
ラジオ体操やストレッチ、ヨガ、ウォーキングなど、適度に動いてあげることが有効です。
もし動くことがつらい場合には、ゆっくり呼吸するだけでも構いません。
できる範囲のことからやってみましょう。
また、体をさすってあげることも緊張緩和に役立ちます。
体も心もリラックスできるような時間を取ることが大切です。
時間に追われてシャワーで済ませてはいませんか?
ゆっくりと湯船につかり、気持ちいい~と声に出るようなそんな時間を作りましょう。
犬や猫などペットとのふれあいや、アロマやヘッドスパなど、痛くない気持ちいい系のマッサージもいいかもしれません。
癒されるホッとできる時間を作りましょう。
自律神経が乱れてしまう方の多くが当てはまりますが、普段から力が入りすぎているのですね。
まさに頑張って人生を生き抜いてきました、というように、入れなくていいときまで力が入っています。
寝ていても力が入っているし、触れられても力が入るし、動かされるとき抵抗したり、自分で動いたりしてしまう。
多くの場合、幼少期の体験や、原始反射などが影響しています。
力を入れる癖がついてしまっているので、力を抜いたり、脱力したり、場合によっては原始反射を統合し消失させる必要があります。
筋肉はカルシウムが付着することで収縮して硬くなります。
そしてマグネシウムによって解除されると、筋肉は弛緩して柔らかくなるのですね。
つまりマグネシウムが足りていないことが、筋肉の硬さ、筋肉がつることなどを引き起こします。
マグネシウムを多く含む食品を摂ることで、筋肉の硬さをリリースしましょう。
マグネシウムは、ナッツ類、海藻類、ごま、納豆、豆腐などに多く含まれます。
体のゆがみは生活習慣の影響が大きいので、そこを見直す必要があります。
正しい姿勢を意識して生活する。
ゆがみを正すためのストレッチや体操、エクササイズを行う。
そして自律神経の整体によって体を整え、正しい状態をキープできるようにしていくことで、構造ストレスを大きく軽減していくことができます。
いかがでしたか?
一つでも二つでも、生活に取り入れていくことで、さらに元気な自分を取り戻していきましょう!