更新日:2018.11.02
執 筆:整体師 飯島淳
今回は、気を使うところについて考えてみたいと思います。
どこで、誰に気を使っているのか。
自分は、相手に気を使えているのか。
自分は、自分に気を使えているのか。
自律神経を乱している方で、相手には気を使っているが、自分には気を使うことが少ないという方が多くいらっしゃいます。
相手に気を使えるということは、とても良いことです。
社会で生活していく中で、必要な能力です。
相手の顔色を伺いながら、物事を判断する。
相手の為に気を配る。
相手がして欲しいと思っている事によく気が付く。
相手に気を使えるという能力は、育ってきた中で段々と身に付けてきたかと思います。
また、一方では相手に気が使える能力が乏しくて困っている人もいるでしょう。
そのことでよく怒られ、周りと上手くいかないためストレスがかかるということが起こるでしょう。
では、自分に対して気を使う能力はどうでしょうか。
相手に気を使う能力ばかり使っていると、自分はどうしたいのか?
今の自分にどうしてあげたら良いのか?ということが疎かになり、自分に対して気を使うという能力が低下してしまうこともあります。
この能力が低下していけば、自分に対して「これをしてあげよう」というような気付きが生まれてきません。
自分が何を欲しているのかが、瞬時に分からないということにも繋がります。
無意識に、自分より相手に対して気を使うことが増えてしまうためです。
これをずっと行っていると、相手に対して気を使う能力の方が優位に強化されていくことになります。
筋肉もそうですが、刺激量があればあるほど強化されていきます。
腹筋をたくさん使えば腹筋が強化されてくる。
ムキムキした腹筋が手に入ります。
これと同じように、自分に気を使うことへの刺激量を多くしてみましょう。
電波を自分へ向けて体・心の声をたくさん感じ、考えるようにするとそれが段々と強化されてきます。
すると、瞬時に自分のしたいことや、自分が欲している事に気が付けるようになります。
自分に対して気を使える能力が上がることで、本来欲している行動が取れるようになっていくことでしょう。
相手に対して気を使う量と同じように、自分に対して気を使えるようになれば、やり過ぎたりやりたくないことをしなくなるでしょう。
無理のない判断が身に着きます。
どんな時にも、自分に気を使える心を兼ね備えている状態であれば、
とても心強い味方です。しっかり強化していきましょう。