疲労で固まった目を緩める3つの方法

更新日:2017.09.06

執 筆:整体師 荒木晶子

目の筋肉が疲労すると、様々な症状が出てきます

突然ですが、あなたは最近遠くの景色を見ましたか?
本来、私達の目は遠くを見るように出来ているそうです。
その昔、自然の中で生活していた頃は、遠くにいる敵や獲物を瞬時に探せないと死活問題でしたから。

ところが、現代ではその必要がないどころか、テレビ、パソコン、スマホなどのデジタル機器を何時間も凝視する生活スタイルになり、目が近い焦点で緊張したまま固まっている人が殆どになってしまいました。
当然、レンズのピントを合わせる目の筋肉も疲労して、視力にも問題が生じてしまいます。
さらに眼精疲労に進行すると肩こりや頭痛やドライアイ、遂には吐き気なども・・・。

目を緩める3つの方法

とはいっても、今さらアナログ生活に戻るのは難しいので、今回は既に疲れてしまった目をリラックスさせる方法をお伝えしていきます。

血流を良くして目を緩める

一つ目の方法は、何と言っても血流です。
首や体のどこかに歪みがあると脳への血流も滞り眼球の動きも機能も低下します。
整体や運動で血行を良くし、ホットタオルや温熱パックで目や首を温めてみましょう。

ご自分の手のひらで軽く目を覆って、手の熱でじわーっと温めるのもオススメです。
ほんの数分で頭蓋骨も緩み、脳脊髄液の循環も促されてスッキリします。

裸眼になって目を緩める

2つ目の方法は、眼鏡やコンタクトの方は裸眼の時間を長くしてみることです。
視力は眼球の筋肉により常に変動しているので、必要ない時は無理のない程度に外して、本来のピント調整機能を働かせてみましょう。
常に眼鏡をかけているということは、腰が痛くない時にもコルセットを着用していることと一緒です。

目の体操で目を緩める

三つ目の方法は、一人で出来る簡単な目の体操です。
姿勢を正して顔は正面を向いたまま眼球をゆっくりと右回り左回り、上下左右に動かして眼球の筋肉を緩めましょう。

また、眼球を動かす神経と舌を動かす神経は連動しているので、舌をベーっと突き出したり、ほっぺの中でぐるぐる動かしたりするとさらに緩みます。いずれも気分が悪くならないように、ゆっくり心地良い程度にしてください。
最後に、肩の力を抜いて遥か彼方の地平線の方向をぼーっと眺めてリラックスしてみましょう

太陽を浴びてのんびり目を緩めよう

そういえば!
しばらく前に慶応義塾大学医学部が、太陽光のバイオレットライトには近視の進行を抑制する作用があることを発見して話題になっていましたね。
どうやら直射日光を適度に浴びることは自律神経系にも目にも優しいようです。

お天気の良い日には遠くの景色を見ながらのんびり日光浴でもできるといいですね。