更新日:2024.09.02
執 筆:整体師 飯島淳
両手を自由自在に動かせていますか?
両手を同じように使えることには、たくさんのメリットがあります。
それでも、利き手の方を多く動かす事になってしまいがちなのです。
では、どう利き手が決まってくるのか。
一般的には、2歳を過ぎると少しずつ利き手が現れてきます。
物を差し出すと、取ろうとして利き手が伸びてくるといった程度のものです。
その後、多く使う手が優先的に現れ、5~7歳では利き手が明確になってきます。
遺伝的要因だけでなく、幼少期の使い方によって利き手は決まってきます。
どちらを多く使っているかで脳への刺激の量が変わり、左右性の違いでスムーズに動かせる手が形成されます。
では、両手を同じように使えるとどのようなメリットがあるのか。
先ずは、単純に色々と便利になる。
利き手に頼り過ぎずに左右同じように使えるととても日常生活が便利になります。
両手を使えると、器用さが増して細かい作業や運動・楽器演奏など、あらゆることにメリットが生まれます。
そして、最大のメリットは脳への刺激です。
右手を使うと左の脳へ刺激が入ります。逆に、左手を使うと右の脳へ。
手を使うということは、脳の刺激をするということです。
例えば、右利きの人が左手を多く使うようにすると、右脳が今までにない量や部位で刺激を受けます。そのことで、右の脳は活性化されていきます。
このように、両手を使うことで左右の脳の神経回路を活性化させると、たくさんのメリットが生まれます。
意欲や集中力アップ。両方の脳が同じように協調して働き、ストレスや不安を軽減させるのにも役立ちます。
手で細かな作業をしていると、手に集中して不安なものから脳を遠ざけてくれます。心をリラックスさせるのに効果ありということです。
また、脳の老化防止や認知機能向上にも役立ちます。
両手が使えるようになっていると、怪我の防止にも効果ありです。
では、どのように両手を使っていくか。
簡単なところから始めましょう
先ずは実践して出来るところから始めましょう。
両手を使う習慣・トレーニングを積むことで脳はたくさん刺激されます。
そのことで、脳の活性化や老化防止・ストレス軽減、日常生活がよりよくなっていきます。
心身共に、健康維持・向上のために、これからは両手を同じように使える状態にしていきましょう。