更新日:2017.09.22
執 筆:整体師 飯島淳
今回は、距離感について話します。
人とコミュニケーションを取る時に、どのくらいの距離感で行っていますか。
近いのか遠いのか。
相手によって意識的に変えているのか。
話す内容や場所によっても変わっているかもしれません。
また、人間関係において、話さない時でもどのくらいの距離感で行っているのかは、人によってまちまちです。
自分にも、相手にも、この距離感には違いがあります。
距離感とは、対象までの距離を把握する感覚。
相手への心のへだたりがあると思う気持ち。
相手との距離感が不快な距離感だと、自律神経が緊張して交感神経が上がります。
心地良い距離感では、自律神経がリラックスして副交感神経が働きやすくなります。
先ずは、自分の心地良い距離感とは、どこなのだろうか?と探してみましょう。
相手との距離感を変えながら、この人にはこのくらいの距離感が心地良い。
この人には、このくらい離れている距離感の方が楽。
心許せる人には、距離感が近いかもしれません。
嫌いな人には、距離感が離れている方が楽かもしれません。
自分は、どのくらいの距離感を保っていると、リラックスしていられるのかを日々の生活で、探してみましょう。
自分の距離感を把握出来るようになると、心と体の状態も把握しやすくなります。
今まで感じていなかったことも、感じやすくなれるでしょう。
何となく、距離感を近づけたくなっている時、優しさや愛情を欲しがっているということもあるでしょう。
承認欲求が強くなっていることもあるでしょう。
反対に、相手と距離を取りたくなっている時は、自分に余裕がなくなっていたりするかもしれません。
気の許せる友人と一緒に居る時、距離感が近くて居心地が良いことに気が付くかもしれません。
そして、安心感や幸福感が出ることもあるでしょう。
例えば、嫌いな同僚と一緒に居たとします。
こういった事が起こるでしょう。 これは、自分の距離感としては、その人に対応する距離感ではなかったということ。
距離感は、自分で作れる物ですが、勝手に相手が寄ってきて出来上がってしまうこともあります。
この場合、早目にその距離感から移動しましょう。
直ぐにその場から移動できない場合は、呼吸や肩の力を抜いて、体に起きている緊張を緩和させてあげましょう。
また、一対一ではなく、同じ空間内に対象がいる・ある場合も同じで、自分から距離感を変えましょう。
例えば、このように、自分から距離感を変えて、そのストレスに対して変化を付けましょう。
自分の距離感を感じられるようなると、段々相手の距離感も分かり始めてくるでしょう。
相手も良く見るようになります。
これは、コミュニケーションにとって、とても必要です。
自分が分かり、相手の状態も把握する。
自分にも気を使えて、相手にも気を使えて、心地良い距離感で過ごすことが出来てくると、日々ストレスを増やしにくくなることでしょう。