代謝と正しい食生活の3つのポイント

更新日:2015.08.04

執 筆:整体師 角田亮子

自分の食事の適量を認識していますか?

突然ですが、皆さんの食生活はいかがですか?
自分の身体がだるく感じるなど、お心当たりはありますか?

正しい食生活とは

  1. 自分の体が必要としている
  2. 自分の体に適している質・量
  3. 現在の状態に無理をかけることがない

ことです。つまり、この逆は「毒」ということになります。
つまり、最も誤っている食生活は

  • 食べ過ぎ
  • 偏食

です。

見た目はやせているのに体脂肪たっぷりの「隠れ肥満」に該当する人は、「食べすぎ」や、「偏食」による栄養失調と栄養素の偏りの現れです。

「食べすぎ」の問題とは

さらに、問題なのは、この「食べすぎ」に多くの人が気付かないことです。

「食べすぎ」がなぜ問題なのか。
それは、食べすぎるとだるくなったり、疲れやすくなったりするからです。

では、なぜこのような事が起きるのでしょうか?
それは、「自分の適量を認識していない」ことが原因です。

一人一人「体質」と「気質」が違っているだけでなく、同じ人物でも日々体調が変化します。
また、一人一人違った環境で生活しているので、同じ食べ物から同じ栄養が必ずしも得られないのが事実です。

例えば、

  • 運動量
  • 基礎代謝量
  • 年齢

など…。
一人一人決して同じ状況ではないにもかかわらず、産まれてきてから今までの生活で作ってしまった、習慣の「クセ」に気付かないまま食生活を送っていることが落とし穴になっているのです。

食生活で気をつけたいこと(摂るとき)

いくつか例を挙げてみます。

  1. 栄養価にとらわれている
    栄養価が高いと無理に摂取し続けている
    過保護の状態を作り上げている
  2. カロリーにとらわれている
    ダイエット中と決めていて、必要な成分は無視
    かえって体力が落ちて悪くなっている
  3. テレビや雑誌の情報を鵜呑みにして、自分に適しているかどうかまったく考えないで実行している
    食物に含まれる成分が自分自身の体の働きに適しているか体質や体調を考えていない

などなど。
「食生活」は、「一人一人に必要な栄養を、必要な量だけを摂ること」が重要だとおわかりいただけましたか?

食生活で気をつけたいこと(出すとき)

そしてもう一つ、「出す事」もお忘れのないように。
摂取したものをいつまでも出さず、体内に残してしまう事は、大変な「毒」になります。

  1. 残留エネルギー
    エネルギーとして使われずに溜め込むとイライラ
    のぼせが神経を興奮させて筋肉を緊張させます
  2. 宿便
    食欲不振、胃もたれ、だるさ、腰痛等

「食べたら使いきって出す」。
この法則に反することが不調を招くということをどうぞお忘れなく。

日々の体調は、不調な時ほど身体からの信号が出ていると感じ取って下さい。

世界にひとつしかない貴重な身体を、誰よりも自分が一番の理解者になるように心構えをしてください。
そして、身構えと深い呼吸を合わせてみてください。

最後に、楽しんでやる工夫も忘れずに。