症状とエネルギー

更新日:2022.08.04

執 筆:整体師 角道征史

今年の夏は暑くなったり涼しくなったり、晴れたり雨が降ったり、変化が激しくて、合わせるのも大変ですね。

こうストレスが多いとエネルギーの消耗も激しくなるので、その分の補給が大切になります。

今回からは新シリーズ、「エネルギー補給に必要なこと」をお伝えしていきます。
まず第1弾は症状とエネルギーです。

なぜ具合が悪くなるのか

エネルギーに関しては、当院では4つの体力ということでお話をさせていただくことが多いので、ご存知かもしれませんね。
行動するための力・免疫の力・回復の力・調整力の4つになります。
この4つの力を発揮するために必要なものがエネルギーになります。

そして、このエネルギーの残量が少なくなってくると、体からサインが出てきます。
エネルギーが少なくなっているから気を付けて!と体が教えてくれるわけです。

そこで、ストレスが多すぎたな、がんばり過ぎたな、と反省し、ストレスになることを減らしたり、エネルギーの補給をしたりすれば、すぐに回復し、良くなります。

もともとわたしたちは、身の回りで起こっている些細なことでも、ストレスに感じています。
そのストレスを、エネルギー消費しながら処理しているのです。
そしてこうしたストレスが多すぎたり、または強烈なストレスがかかったりすると、大きく消耗してしまいます。
それで、気を付けて!とサインが出て、具合が悪くなってしまうのですね。

変化のストレス

この際、とりわけ変化が大きいことが強いストレスになります。

人との別れ、環境の変化、感情の上下、気温の変化などが代表的なものですね。
これはつらいことだけでなく、楽しいことでも同様です。

親しい人との死別、別れ、結婚、離婚、付き合い始める、ご主人の単身赴任、逆に単身赴任から戻ってくる、入学、転校、入社、異動、昇進、転職、退職、引っ越し、チャレンジ、人間関係の感情を伴うトラブル、天候の変化、季節の変わり目、猛暑と冷えすぎたエアコン、空腹時に甘いものを摂る、不規則な生活などなど。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。

体の声を聴く

腰や肩が痛いというような慢性的な症状や、自律神経失調症、うつやパニック、めまいや息苦しさ、あるいは新型コロナやガンなどの病気も、つまるところエネルギーレベルが低下してます、という体からのサインに過ぎないのですね。

もちろん薬を飲んだり、シップを貼ったりして、その場しのぎをすることが必要な場合もあります。

しかし、根本的な原因は、しっかり回復させることをおろそかにしてストレスをかけ過ぎ、エネルギーを消耗してしまったことにあります。

つまり、薬やコーヒー、エナジードリンクなどでその場をしのげても、結局は消耗するだけなのですね。
そのつけを後で払う羽目になります。

根本的解決のためには、ストレスを減らし、回復のために必要なことを増やすのが大切です。
体がガス欠だよ!とサインを出してくれているので、その声を聴いて、対処してあげることが求められているのですね。
そうすれば真に楽になります。

プラスを増やし、マイナスを減らす

ではどうすればいいのか、という話です。

プラスになることがエネルギーの補給になり、マイナスを減らすことがエネルギーの消耗を抑えることにつながるのですね。

プラスになることは、体の面で言えば、健康の三要素、栄養・睡眠・運動になります。
精神面ではこころのエネルギー補給になります。

マイナスはストレスを受けて消耗することです。
つまりいかにストレスを減らしていくか、ということになります。

次回以降、詳しく解説していきますが、いつも担当してくれている先生のアドバイスは、これに沿ったものになります。

調子の悪いときほど、しっかりエネルギー補給して、回復させていきましょう!


症状を改善させる運動や行動