正しい減量法

更新日:2015.06.29

執 筆:整体師 田島健次

正しい減量法を知って、無理なく減量しましょう。

食べ物から摂取するカロリーは、人間が生命を維持し体を動かす上で必要なガソリンです。車はガソリンが無くなればただの鉄のカタマリ、いずれサビがついてボロボロになりますよね。 人間もそうです。

正しい減量法を知らないまま、無理な減量で食事を取らないでいると、

  • 力が出なくなる
  • 思考力が低下する
  • 動きが鈍くなる
  • 老化が早まる
  • お肌がボロボロにサビる

などの影響が出ます。恐い!

ですが、人間は車と違ってガソリンがなくなっても活動ができますよね。
それは、エネルギーを貯めておく事が出来るからです。

食事をして余ったエネルギーは、筋肉や肝臓内に貯蔵され、食事を取らないときなどの必要な時に使われます。
そこで足りない分は、筋肉自体を分解して糖に変えるという事がおきます。

正しい減量法のポイント

一方、脂肪は生命維持のために出来るだけ使わずに温存されます。

脂肪は30分以上の持続した運動など、一定の条件に達した時に、はじめてエネルギーとして使われて分解されるので、食べないと脂肪より先に筋肉が減ってしまいます。
すると基礎代謝が減り、消費効率が悪くなり、脂肪の燃焼につながらずかえって太りやすい体になります。 食事の取り方を工夫して太らない体をつくりましょう。

正しい減量法のポイントとしては、

  1. 食事制限をやめる。野菜しか食べない、炭水化物を抜くなどは避ける。
    (糖の不足による筋肉の減少を避けるため。)
  2. 空腹時に甘いものやジャンクフードは、避ける。
    (急激に血糖値が変化すると、すい臓から大量なインスリンが分泌する事で、糖分が脂肪細胞に吸収され、中性脂肪になってしまいます。)

ここで自律神経のポイント…
インスリンが大量に分泌されると低血糖状態になり、今度は血糖値を上げようとアドレナリンが分泌され、交感神経が過剰に働き不安、恐れ、怒りといった感情がでてきて更に自律神経が乱れてしまいます。
詳しくは、 低血糖症と自律神経 のページをご覧ください。

正しい減量法と自律神経

他にも色々な減量方法がありますが、楽しく健康に減量するために、毎日の生活リズムを整えて太りづらい体をつくりましょう。
自律神経を安定させてストレスを減らせば、活動的に動けて体重が減ってくる可能性もあるかも…。


症状を改善させる運動や行動