太陽の恵みで元気になる

更新日:2018.09.05

執 筆:整体師 荒木晶子

太陽(紫外線)の知られざるパワーをご紹介!

9月に入り少しずつ涼しくなってきましたね。

みなさん、夏休みはどのように過ごされましたか?
太陽の光はたくさん浴びられましたでしょうか。

紫外線はシミやソバカスの原因にもなるので、私も多少は気を使ってはおりますが...
実は、素晴らしい効果もたくさんあるのです。

紫外線を浴びて起こる、嬉しい効果

ぐっすり眠れ、幸せも感じやすくなる

目から入った紫外線が脳内のセロトニン神経を刺激して、睡眠を深くするメラトニンや、幸せを感じやすくするセロトニンの産生を促進します。
ぐっすり眠れて気分も良くなるとは、なんて嬉しい効果なのでしょう。
不眠症やうつ病で当院に通われている方は、担当の先生から聞いた事があるかもしれませんね。
ただし、これらのホルモンは、夜分のパソコンやスマートフォンなどの光の刺激で簡単に消えてしまいます。儚いですね。

万能薬のようなビタミンD3を作り出す

また、紫外線の一つであるUV-Bは、皮膚の下のコレステロールを材料にして活性型のビタミンD3を作ります。
このビタミンD3には、以下のような働きがあります。

  • カルシウムの吸収を良くして歯や骨を丈夫にする
  • 免疫力を高めて風邪などの感染症を予防する
  • 花粉症などのアレルギーやアトピー性皮膚炎の改善
  • 卵子や精子の質の向上
  • うつ症状の改善
  • 糖尿病や脳卒中のリスクの抑制
  • 抗がん作用

ただ太陽の光を浴びるだけなのに、まるで万能薬のような効果が期待できるのですね。
ところがこのUV-B、皮膚の奥に浸透するUV-Aとは違って衣服やガラスを通れません。
日照時間の少ない地域の方、屋内で過ごす時間が長い方、日焼け対策をバッチリされている方は、ひょっとしたらビタミンD不足かもしれません。

一日15分、手足だけでも良いので日光浴してみましょう。(日焼けが気になる方はお顔は死守してください!)

ちなみに、ビタミンD3の多い食品は、鮭、鰻、サバ、シラス、肝油、卵黄などの動物性食品です。
ビタミンD2は干し椎茸や海藻類などの植物性食品に含まれており、紫外線と併せて摂取することで働きがより強くなるとも言われています。

これらはサプリメントや市販薬などで補助する事も可能ですが、過剰に摂取する事での弊害も有りますので必ず専門家にご相談の上お試しください。

夏も残り僅かですが、太陽の恵みを存分に味わってみてくださいね!