更新日:2024.02.08
執 筆:整体師 角道征史
エネルギーの無駄遣いを減らして回復させるシリーズ、第3弾は精神的ストレスを減らしてエネルギーを回復させる方法です。
精神的にストレスを感じることのそもそもの発端は、自分の身に危険が迫ったとき、とっさに動いて、闘うか逃げるか即座に反応する必要があったことでした。
自分の命が脅かされるとき、ストレスを受けてアドレナリンが分泌され、血液は循環して、全身に栄養が行き渡り、逃げたり闘ったりする必要があったのですね。
今では命の危険にさらされることはほぼありませんが、自分に不利益がもたらされるようなときには、同じようにストレスを感じて反応するわけです。
現代の精神的ストレスは主に人との関係によって起こります。
通常の人間関係でも多いですが、とりわけ親しい関係性であればあるほど、相手への要求度が高くなるため、憤りを感じやすくなるのですね。
赤の他人であれば全く気にならないけど、パートナーだと許せない。
思い当たることも多いのではないでしょうか。
ただの敵ではなく、「味方だったはずなのに敵」というギャップによって、愛しさ余って憎さ100倍になってしまっているのですね。
そして人との関係以外で精神的ストレスになるのは、状況や環境が自分を脅かすと感じられるときです。
「世界に一つだけの花」という歌がありましたね。
人には人の花があり、わたしにはわたしの花がある。
バラにはバラの、菫には菫の、百合には百合の良さがあります。
他人と比べても仕方ありません。
わたし自身を咲かせましょう。
世界にたった一人しかいない、唯一無二の尊い存在がわたしです。
そして人に自分の人生を明け渡すことを止めましょう。
人の顔色をうかがっていても、何もいいことはありません。
これからも人のせいにして生きていきますか?
わたしは他人の奴隷ではありません。
わたし自身を尊重し、わたしの人生を生きていきましょう!
すべての人は、自分とは違う考え方を持っていて、違う価値観のもとに行動しているのだと充分理解し、受け入れ、尊重することが大切です。
自分と同じように相手が考えるはずという、勝手な期待と、理想の押し付けをしてしまいがちです。
そして期待通りの結果が得られないことで、自分が蔑ろにされた、バカにされたと勘違いし、イライラしたり、怒ったりしてしまう。
つまり勘違いでストレスを作り出してしまっていることがとても多いのですね。
自分がどう思うか、どう考えているのか。
相手はどう思い、どう考えているのか。
言わなくてもわかるでしょ!ではなく、お互いに話し合うことで、どう考えているのかをすり合わせる。
そのうえで、相手の選択を尊重する。
相手がどうするかは相手の権利。
自分がどうするかは自分の権利。
相手はわたしの奴隷ではないし、わたしも相手の奴隷ではありません。
自分と相手を尊重し、対等な関係を築きましょう。
人はいろいろな経験をすることで、同じような状況での対処の仕方を学んでいきます。
親に怒られることがないように、身構えたり、気にしたり、力を入れる癖がついていく。
そのときには必要な方法だったのですが、今も必要とは限らない。
むしろ害になることが多かったりします。
つらい体験があったから、それを回避するために、イヤな気持ちになったり、嫌いが生まれたりするわけですね。
それが行き過ぎると、過度な不安や神経症、パニック発作、うつなどが起こってしまいます。
こうした経験によって獲得したけれど、過剰なものや、今では必要なくなってしまったものは、断捨離していくことが大切なのですね。
そのために感情の解放や、思考の変換をしていくことが必要です。
そうすることで、余計なストレスから解放されていきます。
いかがでしたか?
精神的なストレスを減らすことができると、とても生きやすくなります。
これからの人生を愁いなく、元気に楽しく謳歌していきましょう!